就活におけるグループディスカッション①

人事や採用コンサルの方から聞いた話と、グループディスカッションでは一度も落ちたことがない私の経験談をふまえて。

 

グループディスカッションとはなにか?

ほとんどの企業の場合、グループディスカッション(GD)は選考の早い段階で実施されます。ESや筆記試験の後です。グループ面接(GI)と同時にすることもあります。

2000年代後半から導入された選考方法で、多くの学生を一度に選考し、バッサリ落とす(≒合格させる)ことのできる効率の良いやりかたです。

GIとの違いは、文字通りディスカッション(議論)すること。

多くの大手企業の場合だと、この人会議でどういう振る舞い方をするんだろうか?生産的な会議ができるのか?を見ていると考えてよいそうです。

アイディアの独特性だとか、発表したとかは、2の次だそうです。

一般的なGDの流れは

お題発表→ディスカッション→人事に発表(しない場合も)であることが多いです。

 

 

GDに受かる秘訣は?

GDは唯一、他人のせいで落ちる可能性がある選考です。

また、企業が会議の仕方を見ているのだとすれば、

他人をうまく扱い議論を前に進めることこそが、合格のポイントであると言えます。

 

以下、私がGDをやって効果があったと思うことを列挙します。

 

・始まる前にメンバー仲良くして場を温めておく

 自己紹介とか、世間話とか。

 社員の人がいなかったら「先輩から聞いたんだけどね、ここのGDは仲良くできるかどうかを見てるらしいよー」とか適当に吹聴して反乱分子の登場を阻止(効果絶大)

 

・議論の交通整理をする

 今出てる意見は○○と△△に分類できますね、などなど。

 適切なフレームワーク使えるならなおよし。

 

・終了時にどういうレベルでのアウトプットを出すか決めておくように促す

 発表することが求められている場合です。個人的には、これさえできればタイムキーパーなんてもんはいらないと思う。論点(議論のアジェンダみたいなもの)を設定することになり、スムーズに進められます。

 

・争いが起こったら当事者以外に意見を求めてみる

 ケンカを続けさせない、入らない。ケンカふっかけてくるやつがいた時も同様で、「え?他のみなさんはどう思います?」とか言っときました。

 

・議論が脱線してきたら「今ってなに考えればいいんでしたっけ〜?」とゆるふわ口調で聞く

 議論が脱線しているとわかってしまったあなたはきっとイライラしているかもしれないが語気を強めずに。

 

カタカナ語、専門用語ばかり使ってくる奴に対しては「それって○○って意味でいいんだよね?」で全員の誤解を防ぐ

 経済や商学部系の子に一定数いるイメージですが、「EMS」とか「○○理論」とか、無意識で多用してしまう人達を見かけました。私は理系で全く知識がないというのもあって聞きまくっていました。仮にそれをキーワードとするとして、グループの中にひとりでもその意味を知らない人がいたら、その人を無視して議論を進めなければいけなくなります。それにね、「どういう意味?」って聞くと意外と答えられなかったりするのですよ、これが。

 

 

特に上3点がばっちりできたところではフィードバック時の評価も高かったです。

大事なのは、とにかくとにかく、どんなお馬鹿さんや暴走くんが現れても、自分の意見に意味不明な指摘されてもキレないことです。

論破してやろうとか、コテンパンにしてやろうとか、そんな思考は捨てて仏になりましょう。

 

長くなったので、次はお題について書きたいと思います!